そういえば、こっちでは出産レポート書いてなかったから、こっちでも書いてみる。


予定日の12月10日もとーっくに過ぎ、中々生まれなかったこうちゃん。

里帰り出産で、11月はじめから大阪に戻ってたんですけどね。

『お腹の中が気持ちいいのかー』『早く出てきてくれたら嬉しいなぁ』と話しかけるも、全く変化なし。

17日を過ぎたら、誘発分娩の予定だったんですが、事件は15日の夜に起きた。



その日、クマは飲み会で。酔っ払って電話してきたんですね。


クマ『うははーい。我が子はまだ産まれないかぁー?』


7『まだまだっぽいよー!』


クマ『んじゃー寝るううう!』


っていう感じの電話が10時半。まさかその1時間後に破水が始まるとは誰も思ってない。



ベッドでごろごろしていると、なんか湿っぽい感覚。

『ま、まさか、破水?』なんて思いながらも、間違ってたら嫌だなぁと思い、誰にも言わずにパンツを代える。

が、一瞬で代えたパンツがぬれちゃう。


『破水はドバーっと羊水が出てくるもんだし、こんなにチョロチョロっていうことは高位破水?』


とりあえず破水したら病院行きなので、寝ているお母さんに声をかけ車で病院へ。

その道中でクマに電話。


7『破水したかもー』


クマ『(寝ぼけながら)まーじーでー?』


7『とりあえず陣痛きてないし、また電話するよー』



で、病院着。

診断の結果、やっぱり高位破水。感染症予防の薬を飲んで入院することに。


助産師さん『陣痛がくるまで入院になるけど個室がいい?大部屋がいい?』


7『大部屋で!(キリッ)』


この決断を後々すっごく後悔することになる。

後悔先に立たずって言うもんなぁ。



大部屋にうつると6人部屋のうち4人位いらっしゃる。

母子同室なので赤ちゃんも一緒。

生まれたばかりの赤子の泣き声が聞こえる部屋で、横になるも全然寝れず。

暫く寝返りばっかうってると、2時半ごろお腹の下あたりを雑巾で絞りきられるような感覚

ちょ、ちょっと待って。これが陣痛?と思いながらナースステーションに行き、


7『陣痛きました!』


助産師さん『あら、何分感覚位?』


7『10分感覚位です!』


助産師さん『じゃ、5分間感覚になったら、また呼んでね』



陣痛がきたら陣痛室にいける、そんなことを考えてたときがありました。




なくなく部屋に戻って痛みに耐えるも。

そう、ここは大部屋。

痛くて呻きたいが、生まれたばかりの赤ちゃんがいっぱいいるこの部屋で呻くわけにも行かない。

そんなアタシがとった対策は・・・・


トイレに避難。



トイレがマジで神のいる場所に思えました。

痛みがくるたびトイレに避難しまくり。10分おきに避難。正直しんどい。

とりあえず陣痛がきたのでクマにメール。朝一でいくよんというメールの返信がありました。



ぜーぜー耐えながら2時間半。5時ごろにようやく痛みが5分置きに。

『これで陣痛室にいける!よっしゃー!!』と喜ぶ。


だがしかし、『忙しいのに悪いんじゃないか・・・?』とナースコールを押すのをためらう。

結果、ナースステーションまで手すりにつかまり報告しにいく。

無茶は程々にしましょう。


7『陣痛が5分感覚になりました!』


助産師さん『じゃ、部屋でNSTつけるんで戻っててください(ニコニコ)』



_| ̄|○<まだ移してもらえませんかー!!


部屋に戻り、NSTっていう陣痛の痛みの長さと、陣痛と次の陣痛までの間隔、赤ちゃんの心音なのがわかる機械をとりつけられる。
唯一のオアシスであったトイレにいけなくなり、うめくこともできず耐える。
トイレが精神安定剤みたいな働きをしてくれてたのにー!!

陣痛室は旦那と両親ならばいつでも入れるが、ここは大部屋

面会時間まで入ってもらえない。 本当にせめて個室にしときゃよかったと後悔

そうやってようやく長い夜は朝を迎えようとしていたのです。